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2024年11月11日
季刊誌「国際だより」最新号(2024年秋号)のご案内
当社の季刊誌「国際だより」の最新号(2024年秋号)が発行されました。
■ 編集後記
10月20日から10月24日に、カナダ・カルガリーで開催された第17回温室効果ガス制御技術国際会議GHGT-17に参加しました。GHGT-15(2021年3月)とGHGT-16(2022年10月)でも苫小牧CCS実証試験の成果概要をプレゼンしましたが、今回は、同実証試験の弾性波探査の結果に的を絞って紹介しました。私が初めてGHGT会議に参加したのは、カナダ・バンクーバーで開催されたGHGT-7(2004年10月)でした。当時従事していたCO2圧入実証試験(新潟県長岡市)において、陸域の地下に圧入された1万トンのCO2のプルームが観測井間の弾性波トモグラフィで明瞭に検知できた様子を紹介し、大きな反響がありました。それから20年、同じカナダで、海底下に圧入された30万トンのCO2のプルームがその拡大の様子も含めて弾性波探査で検知できたことを紹介し、また大きな反響がありました。20年間で日本の地下のCO2プルームは1万トンから30万トンになりました。次に日本のどこかでとらえられるCO2プルームは、何百万トンになるのでしょうか。(国際部担当部長 棚瀬 大爾)
【最新刊】
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